運動が苦手な両親の子供

私は子どもの頃から運動が全般的に苦手である。

体育の時間がどれほど嫌だったことか。
そんなこともあって、大人になってもスポーツは好きではなかった。
テレビのスポーツ中継等も全く興味がない。
そんな私と同じように、主人も全く興味が無い人であった。
そんな二人の間に生まれた子供である。
我が子もやっぱり運動はダメだった(笑)
でも、それを責める気などさらさらない。
嫌でも苦手でも、とにかくきちんとやっているその部分を評価していた。
主人も同じ気持ちであったと思う。
ところが、どういうわけか子供が今年になって突然やる気を出した。
マラソンでも運動会でも水泳記録会でも、ビリしかとったことがなかった子が、大会に備えて走りだしたり泳ぎだし、気が付けば選手に選ばれていた。
最初はそれを信じることができなかったのだが、どれも本当だった。
子供の成長とはまさに未知数である。
彼女が運動会で2位でゴールした時、私は恥ずかしながら号泣してしまった。
もともと得意な子が出した成績ではない。
朝5時に起きて走り、帰宅してから走り続けて獲得した成績なのである。
泣きごとは一度も言わなかった。
私は、今年の事は一生忘れることはないだろう。
たとえ子供が今後ぱっとしない子になっても、この一年を知っているのでそれで十分だと思うであろう。
私はアドバスをすることは一つもない。
何をどうしたら良いのか、悲しくらい分からないのだ。
それを申し訳なく思う。
その分、美味しいものを用意して学校に送り出しているのである。
「無理スンナ、でもガンバレよ」とあれこれと思いながら。

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