懸賞

世の中には「懸賞」が溢れ返っている。
ハガキで応募することを趣味としている人もいるぐらいだから、その人気は絶大なものがある。

タダで手に入るという卑しい気持ちは、応募者には微塵もないが、企画者には個人情報が手に入るので、その価値は高い。

このようなカラクリを理解している人は、いったいどれぐらいいるのだろうか。
これこそ、学校では決して教えてはくれない、初歩的なマーケティングのひとつである。

タダをエサに、本来、売りたいものをPRするための個人情報を入手する術は、昔からある手法であるにも関わらず、いつでも盛況なのは、やはり「タダ」という強烈な物欲を刺激する最高の方法なのだろう。
だから事業主でも、タダで価値あるものを手に入れようとする人がいるわけだ。

実際に、タダで第三者が価値あるものを提供するわけがない。
貰った方としては、価値があると言うだろうが、そう言わなければ体裁が悪いから言っているだけのことで、その価値判断に説得力や信憑性は無い。

ビジネスである以上は、どこかで利益を挙げなければならないわけで、タダに群がる人の中から単に金を払ってくれる客を探し出しているだけのことである。
綺麗ごとを言っても仕方がないが、これが事実である。

ただし、粗悪なサービスは企業のイメージや信頼性を損ねるので、ある程度のモノを提供しているだけである。
タダで貰った腕時計とお金を出して買った腕時計、どちらを友人・知人に知らせることが出来ますか?

ツールでも、タダより有料バージョンが使われている理由があるわけです。

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