母が使いこなすパソコン

私の母はパソコンを扱うことが苦手だ。
パソコンを起動させようとして電源ボタンを長押しし、何回挑戦しても起動できなかった、という経験をしている。

母は電卓よりそろばんが得意な世代だ。
いきなり現れたパソコンの電源の付け方が分からなくても当然だ。

誰しも新しいものを最初から使いこなせるわけがないからだ。しかし私は母に使いこなせるようになってほしいと思っている。

母はパソコンではいろいろなことが調べられ、便利だということは知っている。
ただ、調べ物をするときは家族の誰かに頼む。
それだけでもいいから、私は自分でできるようになってほしいと思う。

母に頼まれるのが嫌だからではない。
パソコンの使い方を覚えるということは、何よりも効果のある脳トレになるからだ。

母が初めて携帯電話を手にした時も、使うことを躊躇していた。
かなり苦労したようだが、試行錯誤しているうちに、今は絵文字付きのメールを送れるようになった。

これはかなりの頭の運動にもなっただろう。
だから私は信じている。
母はパソコンを使えるようになるし、このことはいずれやってくるかもしれない痴呆の予防にもなるだろう。

親子パソコン教室はもう始まっている。
そして目指すはネットショッピングを利用して、買い物時間を余暇に充てることだと言う。
大型ショッピングセンターの台頭で、近所のスーパーが閉店を余儀なくされ、移動に時間がかかるのだ。

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