祖父の話に驚愕

私の祖父は大正生まれです。
祖父の父は国鉄に勤務し、駅長をしていました。
祖父も同じ国鉄社員の道を歩むように言われていたようです。

祖父が就職先を決断する頃は丁度戦争の真っ只中で、満州国が日本の後押しで建国された時代です。
祖父は親に内緒で満州鉄道の試験を受け合格しました。
他の合格者と一緒に満州に渡り、大連にあるヤマトホテルの経理として勤務したそうです。

満州国の皇帝である溥儀を見た事もあるそうで、写真も持っていたのでこれには驚きました。
日本が東南アジアの国々を植民地化しており、勢いづいていた頃ですから、ヤマトホテルでは毎晩のようにディナーショーや晩餐会が行われていたそうです。

有名な歌手のシャンソンを聴き、有名女優も沢山来ていたそうです。
その後、日本は戦争で全てを失いました。
満州から引き上げる時に、仕方なく子ども達を残して、日本行きの船に乗る人もいたそうです。

祖父は生活が苦しい中、子どもの手だけは離せなかったと私に語ってくれました。
祖父の長女は障害児だったそうです。
日本帰国後に亡くなったそうですが、今でもその時の事をはっきりと覚えているようで、涙ながらに語ってくれました。

こうした体験談を通じて、何を学び取るかが重要ですよね。
単に、「すごかった」「大変だ」というのは、誰にでも持てる感情ですが、本質を読み取ることを忘れてはいけないのです。

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