おひとりさまのこだわり

私は一人で映画を見に行く。
見たい映画であれば尚更だ。
もし映画に誘われたりして、それが本当に見たい作品であれば、最初に一人で見に行くほど徹底している。

そして席はいつも決まってスクリーンから3列目だ。
映画はかなりこだわりを持って見ている。

一人で見に行くようになったのは、映画が終わったあとも、その世界観を楽しみたいからだ。
多くの感想は、おもしろかった、おもしろくなかったの2つであることが多い。

だが、芸術作品である以上、それ以外の表現できないような感性に突き刺さる部分もある。
それを2つの言葉で打ち消してしまうことがもったいないと感じるのだ。

スクリーンから3列目で見るこだわりも、より映画を楽しむためだ。
よく残念だと思うのは、映画の途中で退席する人が前を通る時だ。
携帯電話片手に途中で退席したり、エンドロールの途中で退席する人も多い。

前から3列目であれば、前を通られる心配も少ない。
好きであればあるほど、こだわりがある。
それは誰にとっても同じではないだろうか。

それが趣味というものだ。
ひとりの映画は寂しくないか、などと良く聞かれるのであるが、なぜ、複数が前提で行動しなければならないのだろうか。

全ては質問者の価値観を基準としているから、そのような愚問を何度も聞かされる。
映画館へのおひとりさまは、常識外とでも言いたいのだろうか?

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