コストカット

経済の悪化につれ、多くの企業はより守りの体制に入っています。
特にIT会社におけるコストカットは著しく、コンピュ-タ-を含め機器のリサイクルや、人件費を抑えることに躍起になっているように思われます。

私が目にしてきたIT会社で働く人々の中には、その多くが契約社員でしたが、やっと昇給になるという時期に契約をきられる、という厳しい現実に直面していました。
これまで日本の社会では、人々は会社を信頼し、その信頼がゆえに時には多大なる個人的な犠牲を払ってまでも身を粉にして働いてきました。

しかしこういうことがたくさんおきてきますと、労働者に対する会社への忠誠心、働き方もまた変わってくるのは当然といえるでしょう。
もはや終身雇用制という体制は崩れ、雇用を切られないように、人に負けないようにと無我夢中で働く中で、ふとした瞬間にほんとうにやりたかったこと、自分にとって何が大切かを考える時間が生まれる人もいるようです。

はっきりと言ってしまえば、コストダウンが企業の最大の経営戦略になっているのなら、その会社の将来は無いのかもしれません。
営利活動を志向するからには、売上を上げなければなりません。

コストダウンは、必要な経費までも削減することではなく、投資すべきことには投資することを明確にして初めて成功するわけです。
人件費の削減も必要な人材への投資が無くなれば、人材流出の引き金になるでしょう。

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